2019.07.26
アウトドアの季節が到来! 撥水or防水の違いとは。
これからアウトドアの季節です、キャンプやフェス用にレインコートなどを新調する方も多いのではないでしょうか?
商品によって「撥水加工」のものと「防水加工」のものを目にするかと思いますが、これらって違いは何なのでしょう??
今回は夏のアウトドアに欠かせない「撥水」と「防水」の違いを分かりやすく説明します。
結論から言いますと、、、
撥水加工 ➡ 水をはじく加工
防水加工 ➡ 水を通さない加工
となります。
撥水加工とは、シリコンやフッ素などで生地の表面をコーティングし、水を玉状にしてコロコロとはじく加工を指します。
生地をコーティングしても、布目の隙間は塞がれないので、空気や蒸気は通します。
通気性が保たれるので、蒸れにくいというメリットがあります。
ただ、素材そのものではなく、表面に加工を施しているだけなので、使用とともに段々とその効果は落ちてきます。
また、水の量が極端に多い場合や、逆に、霧雨のような小さい水滴の場合も、布目の隙間から中に浸透してしまうことがあります。
防水加工とは、塩化ビニルや合成ゴムなど、生地そのものを水を通さない素材で作ったり、生地の隙間にゴムや合成樹脂を塗り込んで、水を通さないようにする加工を指します。
素材自体が加工されているものなので、撥水と違い、使っていくうちに防水効果が落ちてくるということはありません。
水の浸透をほぼ完全に防ぎ、強い雨でも水を通しませんが、撥水加工とは違って布目の隙間がないため、空気や水蒸気も通さないので、通気性が悪く蒸れやすいという弱点があります。
ただ、防水加工の中には、水は通さずに空気だけ通すという、特殊な防水フィルムを使ったものもあります。
合羽などに使われる、防水透湿素材と呼ばれるものの多くがこれにあたり、有名なところではゴアテックスがあります。
と長々と説明しましたが、要するに
撥水加工の良いところは
● 通気性が保たれるので蒸れにくい
● 手軽に効果が得られる
良くないところは
● 徐々に効果が落ちてくる
● 水を防ぐ力は弱い
防水加工の良いところは
● 水を防ぐ力が強い
● 効果が長く持続する
良くないところは
● 通気性が悪く蒸れやすい
● 蒸れにくい防水加工もあるが、価格が高い(高いのがよくないとも限りませんが・・・)
どちらも良し悪しがありますので、使用状況によって選ばれるといいかもしれませんね!
よろしければ参考にしていただければと。。。
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