2019.08.06
暑い夏にぴったりな素材リネンについて。
夏の洋服の代表的な素材。「麻」
一括りに麻と言っていますが、実は色々あるようです。。。
麻は植物の繊維総称で、リネンやラミー、ジュート、ヘンプなど他繊維も含んでいます。
リネン(linen:英語)やリンネル(linière:フランス語)は、亜麻(あま)を表す言葉。
しかし、日本語で麻100%と素材名が書かれている時は、リネンかラミーを意味しているのだそう。
ジュートやヘンプは麻ではあるものの、表記対象外となるようです。なんだか非常にややこしいですね。
今回はリネンについてお話ししたいと思います。
リネンとは亜麻(あま)科の一年草で、約8000年も前から使用されている人類最古の繊維です。
リネン=麻というくくりは間違っていないのですが、厳密に言うと亜麻=リネンとなります。
リネンの世界的な生産地は、フランスやベルギー、ロシア、中国など。比較的寒冷地で育つ植物です。
日本では江戸時代に種を薬に使っていた記録が残っており、明治から昭和にかけて繊維用に栽培されていました。
しかし、化学繊維の台頭で1960年代半ばに需要が減り、国内生産も減少します。
「北海道独自の作物にしたい」との声があがったのは2000年ごろで、再度生産がはじまりました。
現在は当別町や十勝地方、上川地方を中心に作られています。
リネンの特徴はなんといってもその強靭さ。コットンの2倍・ウールの4倍もの強度を持っています。
水を吸うと更に強度が増し、吸湿や発散も他繊維に比べ優れています。
良いところばかりのリネンですが、やはりデメリットもあります。
リネンは伸縮性に乏しく、衣類にシワがつきやすくなっています。
脱水時は他の洗濯物と分けて短時間だけ回し、干す時に手でパンパンと叩いてあげるとシワ予防になります。
WARDROBE TREATMENTでは、素材に応じた専用の加工剤を使用してクリーニングいたします。
リネン素材も、専用加工剤を使用することで、シャキッとハリのある感触がよみがえります。
この夏着用したリネン素材のメンテナンスは是非WARDROBE TREATMENTにお任せください!
オーダメイドクリーニング WARDROBE TREATMENT
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